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​安行原の蛇つくり

安行原の蛇つくりは、毎年5月24日に行われ、五穀豊穣・天下太平・無病息災なども祈願するため、長さ10メートルの蛇をつくることから始まります。
先ず、この一年間欅(けやき)の大木につけられていた蛇をおろし、次に各人がその蛇をみながらそれぞれ協力して昨年と同様な蛇のかたちを作り上げていく。大蛇の頭部は、木の枝で枠をつくってこれに藁を組み合わせたものを二組み作り、それらを重ね合わせて片方が上下に開くようにする。これが大蛇の口であり、その中に舌をつけ、密蔵院の住職によって書かれた祈願文をしっかりと結びつけ、耳、鼻、ひげ等が順次編まれて、これらを所定のところにつけて蛇の頭ができあがる。次に、胴は藁をねじりながら三つ編みにして約十メートルの長さに造り、最後に頭や胴等が全て組み合わされて蛇造りが完成します。
出来上がると、大欅の股のところに頭を、胴を幹に巻き付けて安置し、百万遍の行事を行って、この祭は終わります。
沖田園は、この川口の無形民俗文化財の行事に積極的に取り組んでいます。

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